うつ病・強迫性障害で4年間引きこもり。自律神経を整えて正社員として社会復帰した道のりを克明に打ち明けてくれました。

うつ・鎖肛・間質性肺炎

こんにちは、たけだ整体院院長の武田智宏です。

現在うつ病や強迫神経症でお悩みの方。特に20代、30代で学校に行けなくて休んでいる。仕事をやむなく休職している、退職した。どうにか体調を取り戻して復学、復職したいがどうしたらいいのか分からず行き詰っている。何か参考になる情報が欲しい。

そのような方はこの記事をぜひ読んでみて下さい。実際に当院にうつ病と強迫神経症で通院されていた女性が大学を休学していてから正社員として社会復帰するまでを今回赤裸々に公開してくれました。きっとあなたの参考になるでしょう。

こんな人におススメの記事です!!

1、うつ病や強迫神経症で今現在悩んでいいる。病院に行って薬をもらっているが思うように回復していない。他に回復するための方法はないのか探している方。

2、私と同じ症状で悩んでいる方の体験を知りたい。回復した方がいるならどのようにして回復したのか知りたい方。

目次

Tさん回復までの記録 

Tさん 30歳 女性 和歌山県海南市

私は大学卒業してから就職するまで4年ほど家にいました。
前々から精神的に病んでいましたが、異常な行動をしている所を母親に見られ精神科に通うことになりました。

見つかるまでは、自分でも異常な行動と分かっていたので隠すように過ごしていました。初めて精神科に通った時は話を聞いてもらって、薬は処方してもらいませんでした。
しかし、自分自身しんどすぎて精神科に行って薬を貰いました。
病名的には、うつ病と強迫性障害でした。

その時の1日のスケジュールは、朝は7時に起きて必ず朝ごはんを食べました。
そしてたくさん歩いて図書館に行ってました(これは母親が強制的にそうしてくれました)
だた薬を飲んでいるのですごく眠たくて図書館で爆睡してました。
起きてられないくらいの睡魔がやってくるのです。

家でいる時は夕方まで頑張って耐えても、力尽きて夕方5時くらいには寝てしまいます。ひどい時は昼間ずっと寝ている時もありました。
あとは頭がぼーっとしながら過ごしていました。

でも精神科に通って話を聞いてもらうことはとても楽しみでした。
病気のことはほとんど話しませんでした。日頃の出来事と少しだけスーパーに行くことが嫌とか、これに触るのが嫌とか、そういう話をしていました。
ちなみに薬を飲みはじめてから激太り、異常な食欲、夜中に起きて突然立ったりドアを開け閉めしたりすごかったです。

服も入らないので、だらしない格好になり、自信喪失。いつも服を買いに行くともうワンサイズありますよって言われて傷を負う。
そうしているうちに、薬をのんでいるのもあってか料理教室に行ったりしていました。
その時は少しずつ物も触れるようになって買い物も少しずつですが出来るようになりました。

そこから日が経って、ある日先生(ここ)のところに母親が連れて行ってくれました。
初めて来た時は、なんとなく良く分からずに終わりましたが、気分がだけは良かったのを覚えています。

それから通って行くうちに、私の日々の出来事をひたすら聞いてもらいながら治療を受けていました。
精神科に通いつつ、薬を飲みつつですが。ある日の事がきっかけで薬をやめました。
そのきっかけは先生とは関係ないですが、前から薬を飲んでて病気そのものの症状はおさまっていましたが、副作用って辛いなとは先生と話したりしていました。

ただ自分の判断で薬をやめると大変になるので辞めないほうが良いです。
大変なことになりました。自分でやめると決めたので、私に責任あるんですが、薬やめて1~2週間後にパニック症状が出て前よりひどくなってしまいました。

親子で気が狂いそうになって私が家でひきこもっている時間も長いしそろそろ進路も決めないととなり、焦りだしました。
毎日泣いて、もはや生きている意味もわからなくなって、周りの子は結婚もしていく。
順調に進んでいく周りをみて嫉妬、絶望感であふれて26歳の誕生日にお母さんに、生まれてこんかったら良かったって言ってしまいました。

その時は、ずっと先生に話を聞いてもらっていました。
不安な事全部。治療してもらっている時は身体がどうなっているのか分かりません。
でも、終わった時、なんかどっか元気になっていました。何がどう元気になったか具体的は分からなくて何となく。不安になった時いつも「大丈夫。これを先生に聞いてもらおう。解決するから」って思っていました。

そして、先生は私の事をいつも褒めてくれました。ほめてくれると自信を持って来ます。治療中は、どこが悪くて・・・こういうストレスたまってる。
当たってる時もあり、そんなこと思ってないけど話していくうちに心当たりも出てきたり、いつも楽しいです。

それが何か月が続いたある日、道を歩いていたら、アルバイト求人を見て突然店の中に入り、面接をお願いしました。
タイミング良くノリと勢いに任せる事が出来たんだと思います。
外に出るだけでも吐き気がするのに、面接に行って、あれこれすることが本当につかれました。

吐きそうになりながら、バイトに行く日々が始まりました。仕事中は怒鳴れつづけましたが、慣れてから辞めよう。それまで頑張ろうと思っているうちに仕事も出来るようになり、吐き気も少しずつなくなり、仲間も出来楽しくなってきました。

バイト先で最初から仲良くはなれませんでした。
しかも私は引き込もっていた時期があるから人に過去何をしていたか聞かれたときは、いい感じにごまかしてウソをついていました。

引きこもってたなんて言えません。そのうちに、取りたかった資格を取ろうと思い卒業した大学で授業を受けながらバイトすることになりました。
バイト先でのストレス、不満は全部先生に聞いてもらっていました。
毎回同じ事を言ってたと思いますが、聞いてくれて、その度になぜか褒めてくれました。

私の成長をみてくれてるんだと感じて、自信とやる気と安心感が得られました。
ほぼ愚痴で、まあまあ口悪く暴言並の事も言ってました。
聞いてくれる人がいるって思うだけでも落ち着くし、そう思っていたら、気になる事や不安悩みもどうでもいいときり返えられることもほんの少しですが出来るようになりました。

外に出ることにも慣れて、友達とも会えるようになりました。ただ遊んでいるのに楽しいことをしているのに急に過去のことを思い出して不安になり、忘れ物どっかにしてきたんじゃないか、また何か失敗して前みたいになるんじゃないか、今は楽しく遊んでるけど、また怖いことが起きるとか根拠のない不安にかられます。そんな、人には堂々と相談できないことを先生に伝えてました。

治療でどうなってるか分からないけど、それを聞いて、身体を良くしてくれているのかなと思います。もう、身体のどこが痛いというのじゃなくて、心が痛いってことが多かったので。

人の目も気になるし、知っている人に会いたくないし、知らない人なのに、目の錯覚で知っている人と思って心臓が口から飛び出してくるんじゃないかぐらいにドキッとして、もう自分が恥ずかしくて人から今何してるの?って聞かれないかと常にビビリ・・生きてくのがこんなにも大変なことかと思います。

資格も取り、仕事し始めるときも、ずっと出勤前はゲーゲー吐きそうになりながら家をでていました。
けど、ゲーゲーしながらも出勤出来るようになったんです。前はゲーゲーしてるし、外には出れないし何も出来なかったので少し良くなったのかなと思います。
病気して、ある日突然元気になってやる気も出るってことはなかなか無いです。
少しずつ、吐気、泣きわめきながら前に進んでないような進んでるような感じから始まって、だんだんやれることが増えてきます。

私は今も急に不安になり時が止まったかのようにボーっとしてパニックになるときがありますが、考えても仕方ない。今良い状態だったら良い。
考えてる不安が実際に来てから考えようと思うように言いきませてます。


思い通りに思考がいかないときもありますが。完全に治るのはいつになるか分かりませんが、(病気は治ってると言いきかせば良いんだと思います。思い込みが大切だと)この思考回路とうまく付き合いながら、治療を受けて良くなっているので、あせらず生きていけば、良いようになると思います。

※これらはあくまで個人の体験談であり得られる結果には個人差があります。

本当に今は元気になられてこんな素晴らしい笑顔をみせて頂いています。ありがとうございます。院長武田より
※これらはあくまで個人の体験談であり得られる結果には個人差があります。

院長武田の解説。Tさんがうつ病・強迫神経症からなぜ社会復帰できたか?

1、とにかく今の思いを吐き出す!!

うつ病や強迫神経症などは心のバランスが崩れた時になることが多いです。
Tさんも大学時代から心のバランスを崩すことが多かったのですが、卒業したころから特にひどくなり引きこもりになりました。

そうなると家族との会話も減りますし、社会との交流もなくなります。それがより自分自身の抱えている問題を吐き出せなくしてしまいます。

頭の中は「どうして、どうして?」「しんどい、しんどい」「苦しい、苦しい」の堂々巡りになってしまいます。それがますます頭の中の混乱を招いてしまいます。

本来であれば嫌なことや悩みごとは吐き出してスッキリすれば心身ともに健康なのですが、うつ病などになりやすい方はため込んでしまう傾向にあります。少しくらいならため込んでも体は耐えれますが、これが毎日になるといずれ耐えきれなくなってしまいます。そしてある日発症します。

Tさんも自宅で引きこもってほとんど布団の中に潜り込んでいる状態でした。ただ病院には行っていたのでお薬をもらって外出はやろうと思えば少しできました。

そのような状態で当院に来ていただきました。
初めは当然ですがコミュニケーションがうまくとれません。Tさんから話してくれることもありません。これが初回で来院される方の普通です。

そこからいかにTさんの心にたまっている思いを吐き出してもらうかです。そうは言ってもしゃべって下さいといてもすぐにしゃべってくれる方などはいません。

そこでまずは整体で体を楽にしていくことから始めます。
人間の体は心と結びついていますので心を開くためには体を楽にするといい場合が多いのです。

2、自律神経のバランスが崩れている原因はなに?それを探すことがものすごく大事!!

トラウマ?感情?骨格のゆがみ?自律神経不調の原因はなに?

みなさまもうつ病の原因の一つに自律神経があると聞いたことがあると思います。確かにうつ病と自律神経は切っても切れない関係です。

自律神経が規則正しく働いてくれるうちは心身ともに健康に動けます。ところが自律神経のバランスが崩れてしまうと心も体も思うように動かなくなってきます。

ではなぜ、自律神経は不調になるのでしょう?



【自律神経不調の原因】
1、過去のトラウマ
2、現在のストレス
3、家庭内の問題
4、職場、友達関係など外的なストレス
5、筋肉のこり
6、骨格系のゆがみ
7、内臓疲労
8、薬害
9、電磁波
10、不規則な生活、睡眠不足
11、思い込み、偏った物事のとらえ方
12、気候変動

など、などです。

ここに書ききれないくらい沢山の要因で自律神経は不調になります。

単純に○○ホルモンが足りない。などというものではありません。それゆえ薬でそれだけを補えばいいというものでもないのです。もちろん苦しい時は薬の力も必要です。
でもこれから根本的に解決を目指していく。社会復帰を目標にすると言った場合はこれらの原因を取り除いていく必要があります。

Tさんも病院でお薬をもらっていましたがなかなか思うように回復しては行きませんでした。
そこで自律神経不調の原因を調べていきました。

そうすると
1、過去のトラウマ
2、学生時代の友人とのストレス
3、物事をマイナスにとらえてしまう思考パターン


などが浮かび上がってきました。
そこに対して整体で施術を行っていきました。整体ではこのような所にアプローチして取り除いていくことができます。

さらにご本人さんにも自律神経が不調になっていた原因に気づいてもらいます。これが一番大事です!!
自分自身で気づくと「ハッと」してそうだったのかとなります。
これが回復に向けた第一歩です。


これらによってTさんの自律神経は働きを取り戻していきました。

栄養素不足ではうつ病に必要なホルモンが作れません!!

自律神経を元気にしていくのと並んで大事になってくるのが栄養素です!

栄養素には
1、ビタミン|ビタミンA、B、Cなど
2、ミネラル|カルシウム、鉄、亜鉛など
3、たんぱく質
4、脂質
5、炭水化物

などがあります。

うつ病の方は食事がうまく摂れない事が多いです。食事の絶対量が少ない。又は食べれても偏食になっている。などがあります。

これらがあると栄養素不足になります。実際うつ病の方は栄養素が足らないことが多いです。

これがなぜうつ病と関係するのか?

それは心を安定的に働かすのにはホルモンが必要です。
1、セロトニン
2、GABA
3、アドレナリン

などがバランスよく協調して働くことが必要です。
そのためにはこれらのホルモンが適切な量が作られないといけません。

ところが栄養素不足ですと必要なホルモンが作れないので心の安定につながりにくいのですね。

ですので食事をとれない時はサプリなどで栄養素を補っていったりします。
そうしてホルモンがしっかりと作れる体にしていく必要があります。

冷え性はうつ病の大敵!むくみを減らそう。

さらにもう一つ大事な事があります。
それはうつ病のかたの多くは身体が冷たいです!!

冷たい理由には色々とあると思います。
1、体がむくんでいる
2、運動不足
3、食事がとれていない
4、筋肉が減っている
5、寝ていることが多い

などたくさんあると思います。

この中でもむくみが非常に大事です。

むくみはとにかく体を冷やします。
Tさんも初めて来院されたときは顔から足首までものすごいむくみでした!!
そして体が冷たい。

こんな冷や冷やな状態ではうつ病の方でなくても体は元気に働けません。
そこでTさんにもまずはむくみをとることをやってもらいました。

【むくみとり対策】
1、ふくらはぎのストレッチ
2、足首周りのツボを押す
3、腹式呼吸


この様な簡単なことから始めてもらいました。
むくみでパンパンになっている時はこのくらいでも効果がみられることが多いです。

そしてTさんも少しずつむくみがとれてきました。
それと同時に体に温かみが出てきました。

身体は冷え冷えの状態よりもポカポカ温かい方が回復力が上がります。
これがすごく重要です!!

この様なことからTさんは自律神経の働きを回復させていきました。

3、本当に簡単なことから行動してみる。成功体験を積み重ねる!

Tさんは来院されて月単位で元気になっていきました。そして大きな変化が現れます。

それは
・・・
・・・
・・・

アルバイトを始めました。

ある時外出ができるようになってきていましたので町を歩いている時にシュークリーム屋さんが目に入りました。
今までですとまったく気にもしませんがこの時は
「働いてみよう!!」
という感情がどこからともなく湧き出てきました。

そして何度もどうしようか迷った末に面接に行きました。
その結果、採用に!

うつ病でない方にとってはアルバイトなんてなんてないかもしれませんが4年間引きこもりを続けていたTさんにとっては一大事です。

そしてアルバイトを始めましたがここからが本当に苦労の連続でした。
一般の大学生ならてきぱきと仕事内容をこなせるところをなかなか思うようにいきません。

自分なりにがんばるのですが気持ちだけが空回りして思うように仕事が覚えられないのです。
そのうちに店長に怒られることも出てきました。

この様な時は無理をせずに一度やめることも選択肢の一つです。
でもTさんは同じアルバイト仲間が助けてくれたり、しんどくなると整体に来てくれたり、家族の支えがあったりして続けてみることにしました。

失敗すると今まではそれをマイナスにとる思考パターンが出来上がっていて、それがうつ病のもとにもなっていました。今回は失敗したことがあっても、少しでもできたことを「すばらしい」と思えるようにしていきました。

どうしてもきっちりとできないとできないことにこだわり全部を否定してしまいがちです。
そうではなくてたとえ少しでも前日よりもできることが増えたらスゴイと自分をほめるようにしました。

それの積み重ねでTさんは徐々に自分に自信が出てきました。途中本当に何度もくじけそうになりましたが少しづつ社会生活が行えるようになりました。

本当にゼロの状態から一歩踏み出すまでがものすごく大変なんだと思います。Tさんも初めがものすごく壁が大きかったです。

さらにアルバイトから正社員を目指すようになりました。それに必要な資格を取りに行き始めました。
この様にして小さな成功体験を積み重ねていきました。

当院に来ていただいて3年が経った頃にいよいよ正社員として採用がきまりました。
今はそこで毎日元気に楽しく仕事を行っています。
うつ病を経験したことによって自分の仕事のペースがわかり無理をすることもなくなりました。

これからも症状と付き合いながら快適に社会生活が送れるのがTさんの目標となっています。

まとめ

Tさんも両親もうつ病で引きこもっている時は病院や薬しか考えが浮かばなかったそうです。

いまこれをお読みでうつ病や強迫神経症でお悩みの方も同じような境遇にいるかもしれません。
でも病院や薬だけではないという事です。

うつ病にいたった自律神経の低下の原因をみつめなおすことから健康を取り戻すこともできます。

それには一人では相当むずかしいでしょう。

専門的な知識や豊富な経験を持ったアドバイザーにめぐり合うことが必要です。必要ならば当院に来ていただいてもいいですし、ネットで自分で探されてもいいと思います。

いずれにしてもあなたは回復する力を持っているという事です。
回復しにくくしているのがストレスかもしれんせんし、考え方の癖かもしれません。あるいは栄養素不足、体のゆがみ。いずれにしても原因が見えれば対処方法もみえてきます。

回復の道のりは非常にゆっくりとしたものかもしれませんが着実に変化できることも確かです。今は苦しくても元気になる方法が人それぞれあるのだという事をわかって希望をもって頂きたいです。

ぜひ勇気をもって一歩踏み出して下さい。

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