身体症状症とは。その原因と対策!

うつ・鎖肛・間質性肺炎

こんにちは自律神経専門整体「たけだ整体院」院長武田智宏です。
本日は最近学生さんに増えてきている「身体症状症」の原因とその対策について解説させて頂きます。
現在身体症状症で学校やクラブ活動が困難な学生さんが元気になる参考になるかもしれません。
ぜひご覧ください。

この記事はこんな方におススメです!
●子供が身体症状症と言われた
●子供が原因のわからない腹痛、頭痛、しびれ、気を失う、倒れるなどで困っている
●学校やクラブ活動ができなくて困っている

目次

身体症状症の時にみられる症状

当院に来られる身体症状症の学生さんに見られる症状をいくつか挙げてみます。

身体症状症にみられる症状

・腹痛、吐き気
・頭痛、首痛
・体のだるさ、倦怠感
・手足のしびれ、脱力、歩行困難、けいれん
・立ちくらみ
・気を失う、意識不明
・過呼吸、息がしにくい

このような症状があるにも関わらず病院での検査では原因がわからないと言われることがほとんどです。

原因として考えられること

1 副腎疲労を疑う

身体症状症と言われた学生さんに「副腎疲労」の症状がみられることがあります。

副腎疲労とはストレスから体を守ったり血圧や血糖調整などのホルモンを出している副腎という臓器が疲労してきちんと働けなくなった状態です。

これは学校やクラブ活動、人間関係などのストレスや、睡眠不足や偏った食生活などで起こりやすくなります。

特に学生さんなどでクラブ活動が忙しい、塾もいかないといけない、頑張らないといけないなどが続くと副腎は相当疲労します。

そしてある時にダウンしてしまいます。

その結果、血圧調整がうまくいかずに朝起きれない。
血糖調整がコントロールできないのでクラクラする。
ストレスに対して抵抗力が発揮できない。

そんな状態になって次から次へと症状がでてきます。

そこで当院に来てくださる学生さんを見ると次のような性格がみられることが多いです。

学生さんの性格

・まじめで優しい
・言いたいことを我慢する傾向にある
・あまり反抗したりしない、いい子
・勉強やクラブ活動を頑張る
・がんばりやさん

このような傾向があります。
このような学生さんはストレスをため込みやすい傾向になります。
本人は無理しているという意識はないのですが身体にはそれが耐え切れなくなってあるときに副腎疲労を起こし体がダウンしてしまうことが考えられます。

次に副腎疲労になるとこんな傾向が出ます。

特徴

・朝がつらい。ところが夕方5時くらいから元気になる。
・キムチやポテトチップスなど辛い物が食べたくなる
・ケーキや甘いカフェオレを欲する
・症状のないときは治ったかのように元気
・背中や首が痛い

これらは副腎疲労の時に見られやすい特徴です。

2 潜在意識の恐怖

・一度学校で倒れる。
・授業中にお腹がすごく痛くなる。
・クラブに行ことすると体調がおかしくなる。

このような経験をすると心に非常に大きな不安や恐怖を抱えることがあります。

また起こったらどうしよう?
学校を休んだらみんなにどう思われるだろう?
クラブを休むとみんなについていけない。
治らなかったらどうしよう?

など思春期の学生さんは大人が思うよりも大きな悩みを抱えることがあります。
心のトラウマといったりもします。

この不安や恐怖いった感情は潜在意識(せんざいいしき)という深い場所に刻まれると言われます。
そのため自分の意識では学校に行きたいと思って準備をするのですが、体は勝手に頭痛が出たり足が動かなくなったりして行けなくなります。

これは、潜在意識に不安や恐怖があるのでそれが無意識に体に症状を出してしまうからです!
普段私たちが意識して考えていることは顕在意識(けんざいいしき)と言います。一方潜在意識は無意識の領域です。

顕在意識と潜在意識を比べると圧倒的に潜在意識の方が大きくて影響力があると言われています。
潜在意識 >>> 顕在意識
普段の私たちは潜在意識で動いているといっても過言ではないのです。

そのため潜在意識に不安や恐怖があると体が勝手に反応して調子が悪くなるのですね。

3 質的に栄養が足らない!

質的栄養不足というのは量的には食事はしっかりと摂っているのだが、体を健康に維持するために必要なビタミンやたんぱく質、ミネラルなどが不足した状態をいいます。

勉強やクラブが忙しい学生さんは神経や筋肉をたくさん使います。
その時にビタミンやたんぱく質が大量に必要になります。

ところが実際に食べているものと言えば
・おにぎり
・うどん
・カフェオレ
・パスタ
・パン・ハンバーガー
・コンビニ弁当

・お菓子
・カップ麺

などであったりします。
これらは炭水化物に偏った食べ物であることが多いです。
学生さんによっては一日の80%を炭水化物といった方もいます。

炭水化物はエネルギーにはなりますが体を維持、機能、成長さすためには不十分です。
そのため頑張っている学生さんはあるときにエネルギー切れを起こしてダウンしてしまいます。

ところがこれは病院での血液検査で指摘されることはほとんどありません。
それは病院は病気を診断するところだからです。
血液検査をしても検査数値の範囲に入っていれば病気ではありません。

ところが検査数値の上限の人と下限の人では栄養量が全く違います。
病気とは診断されないが体を動かす栄養素は月とすっぽんぐらいの差があることも珍しくはありません。

これは頑張る学生さんがダウンしてもおかしくはありません。

4 自律神経のバランスがくずれる

自律神経は私たちの体温調整や血圧、血糖、内臓機能、呼吸など生きていくために必要な身体の調整を無意識にやってくれる神経です。

これはストレスの影響を受けます。

・クラブ活動でレギュラー争いがある
・勉強でいい点がとれるか?
・友達関係で悩んでいる
・親や先生との関係で問題がある
・夜寝るのが遅い
・スマホやパソコンのし過ぎ
・食生活の乱れ

などで自律神経はバランスをくずします。
そうなると体は健康状態を維持できなくなります。
そして朝起きれない。
頭がいたい。お腹が痛い。
身体に力が入らない、だるい。
そのような症状が次から次へとでてきます。

5 氣の流れが滞ると気絶する

「氣の流れ」というとみなさんの中には初めて聞く方もおられると思います。
ところが私たちは普段から「氣が落ち込む「氣のりしない」「氣が重い」「氣が晴れる」「氣を持ち直す」など言います。

このことから分かるように氣は気持ちや感情を表すときに用いられることが多いです。
そして氣は2000年も前から東洋医学では施術に使われています。

そこでは氣は身体を流れる生命エネルギーの流れと言われています。
ですからこの氣の流れが滞ると心身の活動が低下します。


最もさいたるもは氣がとだえた状態を「気絶」と言います。
突然大きなショックを受けた時などに人間は気絶します。そうでなくても普段から氣が滞っているところにストレスが加わってもなる時があります。
氣はストレスや心配、不安、恐怖などの邪気(じゃき)と呼ばれるもので滞りやすくなります。

ところが氣はレントゲンなどには映らないので目では確認のしようがありません。
そのため信じられない人は全く信じる必要はありません。

しかし病院で原因がわからないといった場合にはこういう目には見えないが私たちの身体を動かすエネルギーが枯渇していないかを確認することは非常に大事になってきます。

対策

1 まずは休養
学校や塾、クラブ活動を一時休憩して心身が回復しやすい状態をつくります

2 食生活を見直す
質的栄養不足を改善するために和食を中心に野菜やお肉、発酵食品を多く摂るようにします

3 物事のとらえ方かたを柔軟にする
まじめなお子さんが多いので少しサボっても大丈夫というような見方を取り入れていく

4 潜在意識は言葉の力を借りる
潜在意識の対策は「言霊|ことだま」と言って日本古来からある言葉の力を使うのも一つの方法です。
これは専門的な知識が必要になるので専門家に相談が必要です。

5 スマホをやめる
スマホを使い続けると脳が休まる暇がありません。自律神経を回復させるためにもスマホは一定期間やめましょう。

6 自然に触れ合う
木の多い神社や公園を散歩するといいでしょう。自然に触れ合うと自律神経が回復しやすくなります。

7 氣を流す
氣は複式呼吸を行っても流れやすくなります。それよりも施術家に直接流してもらった方が通りやすくなります。

8 個々に応じた対応
実際は人によって対応が異なります。1~7は一般的例を示したものです。各個人に何が必要かを専門家に見てもらうことが大事です。

まとめ

学生さんの身体症状症は原因が一つではありません。
非常に多岐にわたります。

身体的な疲労や質的栄養不足。
潜在意識の問題。
氣のながれ
学校、友達関係のストレス
頑張りすぎ

など本当にさまざまです。
ですからその学生さんを大きくみて原因を探していく目が大事になります。

現在身体症状症でお困りのお子さんがいましたらぜひ当院にご相談ください。
一緒に解決の糸口を見つけていきましょう!

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