小学5年生の不登校・反抗期の原因は親子の心のずれから!!

子供整体

こんにちは「不登校の学生さん」を整体でサポートする「たけだ整体院」院長の武田智宏です。

本日の記事では小学校5年生前後で不登校になっている学生さんの原因について解説させて頂きます。


不登校というと学校でいじめにあった、勉強についていけない、クラブ活動で嫌なことがあったなどはっきりとした原因があるものもあります。
ところが最近は原因が分からないまま不登校になる学生さんも増えています。

ご両親もなぜ不登校になったのかと頭を抱えてしまう事もあります。
そんな時に実は原因がご両親にあると言ったら意外でしょうか?別にご両親が人間的に問題があるとかそういう事ではまったくありません。

子供もご両親も知らないうちにこの罠にはまってしまっています。
今回はご両親が原因の不登校について解説させて頂きます。そうしてこんな事もあるのだと知ることで、もしかすると不登校を解決する手掛かりになるかもしれません。

現在不登校の小学生、中学生をお持ちでお悩みの方にはぜひお読みいただきたいです。

こんな方におススメの記事です

・現在小学生や中学生の子供さんが不登校になっている
・不登校の子供さんの扱いに困っている
・何が不登校の原因かわからない
・小学校4~5年生くらいから反抗期が始まって続いている
・学校に行って欲しい
・子供が何を考えているのか分からない
・不登校で色々な所に相談しているが他に方法がないか探している

目次

不登校の原因は親の成長にあった

今回は不登校の原因にご両親が実は大きく関わっていたというお話をさせて頂きます。

とはいってもご両親を責めるとかこんなダメなところがあるとかではありません。
今まで知らなかった不登校の原因があると知って頂き、現在の状況をいい方向にもっていく手掛かりにしていただけたらと思います。

1、子供の自我が芽生える時に親が成長できない

小学校4~5年生くらいから中学生くらいにかけて不登校になるお子さんがいます。
この時に原因は様々ですがその一つに「ご両親が「子供の自我」の成長についていけない」というのがあります。

子供は4~5年生くらいになると「自我」が芽生えてきます。
親と違う考えが出てきます。
自分自身の考えで行動したい!!
自分の考えを分かって欲しいなど自分というものが出てきます。

それまでは親があれこれしなさいというと子供は親の言う事に従う事が多いです。
親から見れば素直ないい子です。

でも自我が芽生え始めた5年生くらいになるとそうではなくなります。
反抗期が出てきて言っても聞かなくなります。
これは子供から大人になるために必要な過程です。

ところがこれをご両親的には次のように感じてしまう事もしばしばあります。

・今までは素直に言う事を聞いたのに反抗ばっかりして
・言う事を聞かなくなった
・何を考えているのか分からない
・ゲームばっかりして勉強しない
・お姉ちゃんやお兄ちゃんはこんなことはなかったのに
・育てにくい


そしてこれら反抗期をこんなもんだと受け止められるご両親もいればそうでない方もいます。

・なぜ、いう事を聞かない
・やりずらい
・昔はあんなに素直だったのに
・私がこんなに心配して思っているのに
・叱っても無駄だ


この様に考える方もいます。

そしてこの様なご両親にみられるのが
・子供を自分の思うように操作したい
・いつまでも子供を子ども扱いする
・自分が子供より常に上

などです。

これはご両親お二人にみられる場合もあれば片方にみられる場合もあります。
そしてそのように考えていることはご両親は全く気付いていないことがほとんどです。

自分は子供のために一生懸命と思ってされていることがほとんどです。
ですからご両親にも子供にも全く悪気もなくどちらが悪いというわけでもないのです。

ただ子供さんにしたら
自我が出てきて自分というものを認めてもらいたいときに
親が今までのように上から「あれをしなさい」「これをしなさい」「こうしないといけない」などと一方的に自分の考えを押し付けてくるとすごく反発します。



親は自分の経験からこうした方がいい、そんなことをすると失敗すると分かっているのでつい前もって言ってしまいます。子供の事を思って言っています。
ところが子供はそんなことを望んではいません。

子供が望んでいるのは自分の考えや行動を認めてもらう事です。

親はあれこれ言ってアドバイスするのが必要と思っている。

一方、子供はそうじゃない。

「認めてもらいたい!!」

ここに相互の大きな隔たりが生まれます。

そして子供がいう事を聞かなくなればなるほど親は口を出してしまいます。
その結果子供は親と違う事をしてしまいます。

親に反発してますます親の望む事とは違う行動になってしまいます。

結果・・・

・不登校になる
・体に変調がでる
・お腹が痛くなる
・起立性調節障害になる
・話さなくなる
・反抗的になる
・嘔吐するようになる
・朝起きなくなる
・夜更かしする
・携帯、ゲームに夢中になる

など親が望むことと反対の方向に行ってしまいます。

ですから小学校5年生くらいから反抗期が出た。それをきっかけに不登校になったという場合は
子供の言っている事、行動を一人の人間としてきちんと認めているかを親も考える機会になります。

不登校の原因が一方的に子供にあると考えるではなく自分にもあるのではないかと振り返ってみると解決の糸口が見つかりやすいです。

そしてこの時に自分自身は子供に「ごめん」と謝ったことがあるかを確認してみるといいです。
親も完ぺきではありません。間違いや失敗もたくさんします。その時に子供に「すまなかった、ごめん」と言えれば子供を一人の人間として扱っていることになります。

子供を上から目線で見ている限りは子供に謝ることはできにくいです。
ですからご両親も子供の成長に合わせて自分も考え方を成長させていく必要があります。

では、次に子供を認めてあげないとすべてのお子さんが不登校になるかと言えばそうではありません。
どのようなお子さんがなりやすいか次に解説させて頂きます。

2、もともといい子で優しいお子さんがなりやすい

反抗期に不登校になる学生さんにはある傾向があります。
あくまで当院に来院される方での話になります。

それは「いい子で真面目」です!!

・小さい時は育てやすかった
・幼少期は素直に言う事を聞いていた
・心の優しい子供
・学校でもいい子だった
・クラブやスポーツもがんばる
・友達の事を気にしている
・周りの事を気にかけている
・勉強もそこそこできる


この様なお子さんはご両親から見て原因不明の不登校になることがあります。

これはいい子で真面目な子は嫌なことやストレスを自分自身の中にためやすい傾向にあります。
なんでも思った事を外に言って発散するタイプではないことが多いです。
我慢をしてしまったり、親の期待に応えないといけないと幼少期から無意識に思っていたりします。

そのため本来は反抗期に自我が育っていけばいいのですが、いい子は親に反論するのはいけない事だと感じて自分の感情を押し殺してしまう事があります。

そうすると自分の感情をうまくコントロールできなくなり、ストレスや悩みがたまりにたまってある時に爆発してしまう。

こんなことも少なくはありません。

特にお父さんが威圧的な人の場合は反論して自分の感情を表す環境にいない事があります。
そうなると負の感情の矛先は自分自身の中に向きますので、一人つらい思いをします。

実はお父さん自身もそのお父さん(祖父)からそのように育てられている事があります。
自分がそのような環境で育ってきたので子供にもその様にしてしまう。

お父さんにしてみたら「なまけているだけだ」「逃げているだけだ」「このくらい厳しいのは普通だ」と思われるかもしれませんが子供さんにしてみたら今の環境の中で精一杯生きる努力をしていることもあります。

ですからいい子で優しいお子さんの時はご両親は子供が感情を表現できる環境を提供できているかを再認識してみるのもいいと思います。

3、とうとう体が悲鳴を上げる

そして反抗期にうまく自我が育たなかったり、日頃ストレスをため込んでいる場合は身体はストレスホルモンを出して身を守ろうとします。

副腎という臓器からコルチゾールというホルモンを出します。
このホルモンはスーパーホルモンともいわれ体を守る様々な役割をします。
・ストレスに対処する力を出す
・睡眠サイクルを整える
・アレルギーの炎症を抑える
・免疫のバランスを整える
・胃腸系の働きを整える
・感情の浮き沈みを整える
・抑うつ状態、やる気が出ないなどを予防する
・血糖や血圧を一定に保つ

など様々な働きをしています。

ところが学生さんが慢性的にストレスを抱えていると、副腎も慢性的に疲労してしまいます。
そしてある時にとうとう必要なホルモンが出なくなりダウンしてしまいます。

・朝起きようにも起きれない
・やる気が全く起こらない
・がんばれない
・睡眠サイクルが夜型になってしまう
・感情の起伏が激しくなる
・甘い物やからいものを過剰に欲するようになる
・元気が出ない
・立ちくらみがひどい
・嘔吐や下痢をする

などが出てきます。

そして学校に行けなくなります。

この場合は周りから見ると学校に行くのが嫌で朝起きない、なまけている、仮病を使っているなどと映ることがありますが本人はもう疲弊して動けません。

ここまで来ると心も体も休ませてあげないと本当に危機的な状況になります。
そんな時でもご両親は何とか学校に行かせようとする場合もありますが何より必要なのは休養という事も珍しくはありません。

その場合は不登校の経験のある専門家にかかってアドバイスを受けるといいでしょう。



まとめ

このように不登校の原因がご両親との関係という事も少なくはありません。

昭和の頃も同じように思春期の子供が親に反発することはありました。
ところがその時は不登校にはならずに学校で暴れたのです。

3年B組金八先生などの時代は思春期の反抗時は学校に行きました。そしてそこで窓ガラスを割ったりバイクを乗り回したり喧嘩したりして世間や親に自分の存在感をアピールしていました。

ところが平成から令和の現在になるとまったく逆になりました。
外に出さずに内に負のエネルギーをためてしまうようになったのです。

それゆえ学校に行くのではなく不登校という形になりました。それに加えて自分自身の身体に変調をきたしてしまうようになりました。
昭和の頃のように目に見えた形の分かりやすい状況じゃなくなってきました。

ですから過去の親世代の考え方、常識が通用しなくなってきています。
親も考え方をバージョンアップして成長する必要が出てきました。

子供がそこの家庭に生まれてきたのには意味があると私は思っています。
ご両親に何かを気づかせようとしているのかもしれません。又は自分を通してご両親を成長させてくれているのかもしれません。

不登校も子供やその周りにばかり原因を求めるのではなくて親が自分自身を振り返ってみることも大事かもしれません。

「じゃあ親の私はどうしよう」「じゃあ何ができる」「じゃあ私も変わろう」そう思った瞬間に不登校という問題に解決が見えてくる可能性があります。

もし現在不登校のお子さんをお持ちでお悩みでしたらたけだ整体院にご相談下さい。一緒に何がお子さんにとって必要なのかを考えていきましょう。そして家族がみんな幸せになれるように行動していきましょう。

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